2025/06/29 16:06

[北欧旅行記 2日目]

- デンマーク編 - 美術館巡りの1日。フィンユール邸

2024年10月10日


2日目はコペンハーゲンから北上して、ルイジアナ美術館をゴールに途中下車をしながら、色んな場所を巡りました。

美術館やデザインなど文化的な場所がメインでした。とてもお気に入りのルートです。




▶︎朝から電車で移動

今日は主に美術館をいくつか巡るという予定です。

まずは最初の目的地のKlampenborg(クランペンボー)駅に向かいます。


ホテル最寄りのNørrebro駅。コペンハーゲン中央駅からは12分くらいの場所です。少し古めの駅ですが、味があって素敵です。
電車にはいつも自転車置き場があって羨ましいです。
電車にはゴミ箱がついていて、りんごのマークが可愛い。



▶︎クランペンボー駅

Klampenborg(クランペンボー)駅に到着しました。コペンハーゲン中央駅より電車で30分もかからないくらいの少し北に行ったところにあります。

ここにはいくつか有名な観光スポットがあります。

・オードロップゴー美術館

・フィンユール邸

・ベルビュービーチ(アルネヤコブセン設計のビーチ)

バッケン(遊園地)

・Olivers Garage(アルネヤコブセン設計のガソリンスタンド)

改札がないので、ホームの横はすぐに公道。乗り降りが楽なので自転車も便利そうでした。(奥に黄色いバスも止まってる。バスへの乗り換えが楽。)




▶︎Wulff & Konstali - Bellevue
訪れてみたかったカフェ『Wulff & Konstali - Bellevue』へ。真横がビーチというとても良いロケーションです。関東だと葉山のような閑静な雰囲気でした。
ゆったりとした雰囲気と想像よりもずっと美味しかったご飯に癒されました。
ドアも窓も木枠になっていて可愛かったです。
店内は開放的な空間で、広くないのにとても居心地が良かったです。
メニューは一般的なカフェと同じで、価格は30〜50DKK(当時650円〜1,100円くらい)でした。店員さんは英語のメニューを見せてくれたり、優しく待ってくれたりとても親切で嬉しかったです。
壁のアールが可愛い建物。ライト(ライトイヤーかな?)も素敵で、さすがデンマークだなと感動
美味しかったパンとコーヒー。



▶︎Bellevue Beach
アルネヤコブセンがデザインしたビーチへ。『Wulff & Konstali - Bellevue』の目の前にあります。
またあたり一帯はリゾート地として開発された過去があり、これまたアルネヤコブセン設計の集合住宅もあります。
監視塔。ヤコブセンらしいミニマルなフォルム。ちょこんとした佇まいが可愛らしいです。
ビーチバレーのポールも。ストライプで統一されていて可愛いです。以前はパステルブルーだったのが、現在の色に塗り替えられたそうです。
ずっと居たくなるような静かで優しいビーチでした。海が好きなので、この居心地の良さに時間を忘れてしまいそうでした。
何も考えてなかったのですが、デンマークに来て、こんなに海に触れることができるなんて思っていなかったです。




▶︎オードロップゴー美術館
歩いて一度Klampenborg(クランペンボー)駅まで戻りバスに乗ります。バスは駅側の道路ではなく反対車線の道路から出るので注意!
10分ほどで『Vilvordevej, Ordrupgaard』バス停に到着です。
2分ほど少し森の中を歩くとオードロップゴー美術館に着きます。
新館と旧館があり、新館はあのザハ・ハディッドが設計です。
入ってすぐの場所で企画展をやっていました。
この時は艾未未(アイ・ウェイウェイ)展でした。モネへのオマージュとして、デンマークでの個展のために作成したLEGOでできたモネの睡蓮をモチーフにした作品です。
学生の団体。良い環境だな。
休館はデンマークや北欧の作家の作品が展示されていました。
デンマークといえば、ヴィルヘルム・ハンマースホイ(Vilhelm Hammershøi)が有名です。ハンマースホイの絵は、音が聞こえないような静けさとやわらかな光で知られています。彩度の低い色で描かれる絵が多く、落ち着いた雰囲気が魅力的です。
スーベニアショップにはたくさんのアート関連のグッズがありました。




▶︎フィンユール邸 Finn Juhl's House
オードロップゴー美術館と同じ敷地内にあるフィンユール邸。どちらかというとこちらが目的でした。予約不要で見学することができます。
デンマークの巨匠フィン・ユールが、自分自身と暮らすために設計した邸宅です。
派手な演出はないのに、ひとつひとつの家具や配置などが、自然だけどきっと計算され尽くしたんだろうなと思う美しさがありました。
家具や本、雑誌なども当時のままに残されています。
本当に行って良かったなと思う場所です。
玄関の色使いも可愛い。
左側が玄関の扉です。入ってきたエントランスホールには中庭を除くことができる小さい休憩スペースがあります。
玄関入ってすぐ左の部屋。
奥は壁付きのベンチに、温かな雰囲気のダイニングです。本棚の上の赤い色使いが素敵です。
こんな可愛いキッチンで料理できたら楽しいだろうな。
奥にあるベッドルーム。(隠れてますが、右側手前にベッド。)ベッドとテーブルが同じ部屋にあり、ワンルームのような雰囲気。
壁付の本棚がとてもおしゃれです。
とても日本との相性の良さも感じ、北欧デザインが日本で受け入れられて、愛される理由がわかったような気がしました。
とてもこじんまりとした書斎。なんとなく性格が伺えるようなスペースでした。

ー後半へ続きます。