2025/05/05 01:26

今日は何の日?記念日と楽しむスウェーデンの伝統菓子5選


スウェーデンには、季節ごとに伝統菓子を楽しむ「お菓子の記念日」がたくさんあります。 それぞれの日には特別な意味があり、家族や友人と一緒に味わうことで、スウェーデンならではの文化が感じられます。 今回は、そんなスウェーデンのお菓子とその記念日を5つご紹介します。甘いもの好きにはたまらない、ちょっとワクワクする文化をのぞいてみませんか?




1.シナモンロールの日
10月4日「Kanelbullens dag(カネルブッレンズ・ダーグ)」
スウェーデンを代表するお菓子といえば、シナモンロール。 バターとシナモンの香りがふわっと広がる、ふっくらとしたパン菓子です。 毎年10月4日には、「シナモンロールの日」として多くの家庭やカフェで焼きたてのカネルブッレが並びます。 この日は、スウェーデンの“フィーカ(Fika)文化”の象徴でもあります。




2.セムラの日
復活祭前の火曜日「Fettisdagen(フェッティスダーゲン)」

セムラは、カルダモン入りのふわふわパンに、アーモンドペーストとたっぷりの生クリームを挟んだ贅沢なお菓子。 元々は断食前の“最後のごちそう”として食べられていましたが、今では1月〜3月頃になると街中にセムラがあふれ、季節の風物詩となっています。 ボリューム満点で、一度食べるとクセになる味です。




3.ワッフルの日
3月25日「Våffeldagen(ヴォッフェルダーゲン)」

3月25日は「ワッフルの日」。“春の訪れ”を告げる行事としても親しまれています。 スウェーデンのワッフルは、日本でよく見る厚みのあるタイプではなく、薄くてサクサク、ハート形のプレートで焼かれます。 ジャムや生クリームをたっぷりのせていただくのが定番。 この日は家庭で焼く人も多く、ワッフルメーカーが活躍する一日です。




4. クロスタータの日 11月7日Krokanクローカン)」

クロスタータ(またはクローカン)は、アーモンドメレンゲやキャラメルを使って積み上げてつくられる“飴細工の塔”のような伝統菓子。 見た目のインパクトも大きく、結婚式や特別なパーティーで披露されることが多いです。 ノルウェーやデンマークにも似たお菓子がありますが、スウェーデンでも古くから愛されている祝祭スイーツです。




5. チョコレートボールの日
5月11日「Chokladbollens dag(ショクラードボッレンス・ダーグ)」

オートミール、バター、ココア、砂糖を混ぜて丸め、ココナッツやパールシュガーをまぶしたシンプルなお菓子。

子どもでも簡単に作れるため、スウェーデンでは“はじめてのお菓子作り”としても親しまれています。

焼かずに作れるのも特徴で、冷やして食べるとしっとり濃厚な味わいが楽しめます。

5月11日は「チョコレートボールの日」として広く知られており、多くのカフェで限定フレーバーも登場します。




スウェーデンでは、季節の移ろいや行事に合わせて楽しむ“お菓子の記念日”が、日常にちょっとした特別感を添えてくれます。
ただ甘いだけでなく、文化や歴史、暮らしの背景が込められているのも魅力のひとつです。
日本にいながらでも、こうしたスウェーデンのお菓子文化を取り入れてみると、いつものティータイムがちょっと豊かになるかもしれません!
気になるお菓子があれば、ぜひその記念日に合わせて楽しんでみてくださいね。