美しい氷層

食器などインテリアデザインを専門とするフィンランドを代表する大手デザイン企業“iittala（イッタラ）”のフラワーベースです。
デザインはフィンランドを代表するデザイナーTapio Wirkkala（タピオ・ウィルカラ）です。

一目見ただけでタピオ・ウィルカラの作品だと分かる、自然の猛々しさが表現されたフラワーベース。流氷の絶壁のような壮大な景色にも見え、地面に転がる流氷のようにも見える、そんな自然そのままをガラスにデザインが魅力的なプロダクトです。

1960年代のガラスデザインの特徴として、タピオ・ウィルカラやティモ・サルパネヴァのような表面のテクスチャにこだわるデザインが登場してきます。
当時も目新しかったデザインは、北欧では馴染みのある氷の世界はその美しさから、イッタラのトレードマークとしても現在まで受け継がれています。

ismiraiのお気に入りポイント

触ったら本当に冷たそう！と思わせるくらい氷の美しい要素が詰まったデザインがお気に入りです。氷そのままを表現したのではなく、計算し尽くされた輝きを感じることができて、彫刻として本当に美しいなと思います。

商品詳細

◯生産国 : フィンランド
◯メーカー：iitala（イッタラ）
◯デザイナー：Tapio Wirkkala（タピオ・ウィルカラ）
◯製造年：1960年〜1969年

◯型番 : V023
◯色 : クリア
◯サイズ : h17cm , w10cm

iitala（イッタラ）について

iittala（イッタラ）は食器などインテリアデザインを専門とするフィンランドを代表する企業です。
かつて装飾が先行していた食器から、使いやすさから生まれる機能的な美学を表現し、現在の北欧デザインを世の中に誕生させた企業の1つです。

1881年にフィンランドのイッタラ村のガラス工場から始まり、1930年頃より実験的で芸術的な商品を作るベンチャーへと拡大しました。数多くの名作品をデザインし、世界的なトリエンナーレでも賞を受賞するなどし、イッタラのガラスやデザインに対する哲学はガラス業界やデザイン業界に大きな影響を与えました。

Alvar Aalto（アルヴァ・アアルト）やAino Aalto（アイノ・アアルト）、Kaj Franck（カイ・フランク）、Tapio Wirkkala（タピオ・ヴィルカラ）、Oiva Toika（オイバ・トイッカ）、Timo Sarpaneva　（ティモ・サルパネヴァ）などの多くのデザイナーが在籍していました。

美しさと機能性を持ち合わせ、飽きのこないタイムレスなデザインを全ての人に届けるという理念は今でも続いています。現在も人々の日々の日常を明るく照らし、豊かにし、先進的な企業として北欧デザインを牽引している企業です。

Tapio Wirkkala（タピオ・ウィルカラ）について

Tapio Wirkkala [ タピオ・ウィルカラ ]
1915ー1985 フィンランド

フィンランドを代表するデザイナー、彫刻家。ヘルシンキ中央工芸学校の装飾彫刻科を卒業後、商業アーティストとしてのキャリアをスタート。
マルチな才能を持つデザインの天才で、ガラスや家具、製品デザインをはじめ、彫刻や都市計画、紙幣や切手のデザインまで幅広いデザインを手掛けることで有名です。
またフィンランドのラップランドの風景を愛しており、妻のルート・ブリュックと一緒に文明から離れ、多くの時間を自然の中で過ごしていました。彼の作品が自然からインスピレーションを受けたものが多いのもこのためです。
イッタラとのコラボレーションで生まれたシリーズ“Ultima Thule（ウルティマツーレ）”はイッタラの中でも有数の人気アイテムとして今も世界中で愛されています。