照明器具としてキャンドルを暮らしに取り入れる

フィンランド最古の老舗ガラスメーカーNuutajärvi（ヌータヤルヴィ）のキャンドルホルダー“Tuikku（トゥイック）”です。トゥイックはフィンランド語で「キャンドルホルダー」というそのままの意味を持っています。
デザイナーはイッタラのkiviも手がけるHeikki Orvola（ヘイッキ・オルヴォラ）。

キャンドルスタンドとカバーがセパレートになっているユニークな形をしています。下のクリアのスタンドにスティックキャンドルをさして、オレンジのカバーを被せてランプシェードのように楽しみます。

上下の色が違うのもまた面白さの一つですよね。ブラウンのカバーは大きめのサイズで、優しい灯りを演出してくれるので、火を灯したらお部屋全体が暖かい雰囲気に包まれます。
スタンドライトと同じように照明器具の一つとして、暮らしに取り入れて、あえてアナログな感じを楽しむのも素敵だなと思います。

ismiraiお気に入りポイント

キャンドル消費量世界一と言われるフィンランドでは、キャンドルホルダーのデザインも多く生み出されています。キャンドルの灯りの癒しは夜の団欒やリラックスには欠かせないものとなっていて、当たり前のように灯すことが習慣になっています。
日本ではキャンドルを日常的に使うことは少ないかもしれないですが、キャンドルとマッチもセットで置いてみると意外と習慣になってくるものなので、その時間ごと購入するような気持ちで、夜の素敵な過ごし方のきっかけになると嬉しいです。

……… 商品情報…………

◯生産国 : イッタラ
◯メーカー：Nuutajärvi （ヌータヤルヴィ）
◯デザイナー：Heikki Orvola（ヘイッキ・オルヴォラ）
◯シリーズ：Tuikku（トゥイック）
◯製造年：1975〜1983年

◯型番 : V004
◯色 : オレンジ/クリア
◯サイズ : h18 cm , φ:12cm

…………………………

Nuutajärvi （ヌータヤルヴィ）について

Nuutajärvi（ヌータヤルヴィ）はフィンランド最古のガラス工場で、1793年にフィンランドのヌータヤルヴィ地方で創立しました。
初期のころは窓ガラスやボトルなどを手吹きで生産していましたが、火事で工場全焼による経営難により、1950年にはARABIA（アラビア）を有するWärtsila（ヴァルツシラ）グループに買収されました。
その買収の中で、熟練されたハンドクラフトの技術と熟考された最高のデザインが生まれ、世の中にムーブメントを巻き起こしていきました。

Kaj Franck（カイ・フランク）、Oiva Toikka（オイヴァ・トイッカ）などの有名なデザイナーが在籍し、ガラス製品についての研究に大きく貢献していきました。
そして、1987年にIittala（イッタラ）と合併しました。2014年にiittalaに生産が移されるまで、iittalaブランドの名の下にガラス生産を続けていました。

Heikki Orvola（ヘイッキ・オルヴォラ）について

Heikki Orvola [ ヘイッキ・オルヴォラ ]
1943 ー フィンランド

ヘイッキ・オルヴォラは、フィンランドを代表するデザイナーです。イッタラ社、アラビア社、ロールストランド社、マリメッコ社といった世界でも屈指の北欧デザイン企業でデザインに携わってきました。
ガラスやセラミック、鋳鉄など、さまざまな素材を使用して作った作品は、フィンランド人の日常に溶け込んでおり、多くの人々がヘイッキ・オルヴォラの作品を当たり前のように使っています。
イッタラとの何十年にもわたるコラボレーションでは、人気の高いキビのキャンドルホルダー、カランボラのベース、アイカなど、数多くの彼らしい作品が生み出されました。
フィンランドデザイン界で最も権威あるカイ・フランク賞やプロ・フィンランディア・メダルといった数々の賞を受賞しています。