憧れのアートピースで
インテリアの大人階段のぼる

140年の歴史をもつフィンランドを代表する陶器メーカーARABIA（アラビア）を代表するデザイナーBirger Kaipiainen(ビルガー・カイピアイネン)デザインの“Viora(ヴィオラ)”のウォールプレートです。

カイピアイネンといえばその代表作である“Paratiisi（パラティッシ）”。果物とパンジーがモチーフであり、現在もARABIAで販売が続いている世界中で愛されている人気シリーズです。

特にカイピアイネンが好んで使用した「パンジー（ヴィオラ）」のモチーフは作品の随所に見られます。
そんな彼の作品のトレードマークとも言えるヴィオラの形を模したウォールプレートです。

こちらは1967年モントリオール万博のフィンランドパビリオン用に製作した「Orvokkimeri / パンジーの海」という壁一面のヴィオラの作品をもとに1980年代に製造されました。

深みのある美しい黒と青のグラデーションが、まさにカイピアイネンらしい神秘的で味のある色です。
裏面には壁掛け用の金具が付いているので、簡単に壁に取り付けることができます。

▲[ Orvokkimeri / パンジーの海 ]　現在はタンペレ市役所の会議ホールに展示されています。

ismirai お気に入りポイント

一目見た瞬間から「これは絶対に取り扱いたい！」と思ったアイテムでした。
壁に飾るものとしてウォールプレートという選択はインテリアの大人の壁を登るようでドキドキします。
ARABIAのパラティッシの食器を持ってる人にとっては、馴染みのあるヴィオラの絵柄がインテリアのアートピースとして壁に飾ってあるのは堪らないのではないかなと思います。
またバックグラウンドを知らなくても静かな華やかさをもつ魅力のあるデザインは惹かれるものがあると思います。

商品詳細

◯生産国 : フィンランド
◯メーカー：ARABIA
◯デザイナー：Birger Kaipiainen(ビルガー・カイピアイネン)
◯シリーズ：Viora(ヴィオラ)
◯製造年：1980年代

◯型番 : V011
◯色 : 白、ブルー
◯サイズ : 約 h１３.５cm × w１４cm × d２.５cm

ARABIA（アラビア）について

140年の古い歴史を持ち、フィンランドまたは、北欧を代表する大手陶器メーカーです。現行品とヴィンテージを含め世界中に多くのファンがいます。

Birger Kaipiainen（ビルゲル・カイピアイネン）、Kaj Franck（カイ・フランク）、Ulla Procope（ウラ・プロコペ）、Esteri Tomula（エステリ・トムラ）、Raija Uosikkinen（ライヤ・ウオシッキネン）など多くの有名デザイナーが在籍していました。

1873年にスウェーデンのロールストランド社が、フィンランドのヘルシンキ郊外にあるアラビア地区に設立した製陶所が始まり。当時はまだフィンランドは独立していませんでした。
1900年の初め頃までは、主にロシア向けの商品を生産販売を行っていました。その後、1916年にロールストランド社から独立ののち、国家としてもロシアからの独立をし、フィンランドの国民的陶器メーカーへと発展を遂げました。

優れた作家やデザイナーに自由な創作活動を支援するアート部門や、実用的な機能主義を取り入れた日用品のデザイン部門など、先進的なものづくりの仕組みと理念を持つことで、人々に受け入れられ愛され続けています。

Birger Kaipiainen(ビルゲル・カイピアイネン)について

Birger Kaipiainen [ ビルゲル・カイピアイネン ]
1915–1988　　フィンランド

フィンランドを代表する陶磁器作家。数々の名作を生涯にわたって生み出してきました。神秘的でメランコリックな独自の世界観を持ち、多くの人々の心を掴み、次世代の作家にも大きな影響を与えてきました。
ヘルシンキ美術工芸大学に入学し、舞台美術を学びます。その後陶芸の道を選び、卒業とともにARABIAのアートデパートメント（自由な創作活動をするアーティストを集めた美術部門）へ参加します。
足が不自由になり陶芸を続けることが困難になったカイピアイネンは装飾の道へと進んでいきます。
作風の変化を見せながら、より独自の世界観で多くの作品を生み出していき、賞を受賞し「陶芸界のプリンス」「装飾の王様」と呼ばれるようになります。1981年の退職後もARABIAの美術部門に通い生涯制作に情熱を注ぎ続けました。