ガラスの星空を眺める

フィンランドにあったRiihiimäki （リーヒマキ） / Riihimäen Lasi （リーヒマエン ラシ）社のフラワーベースです。リーヒマエン ラシを代表するデザイナーNanny Still（ナニー・スティル）のデザインです。
その代表作のひとつでもある“Stella Polaris（ステラ ポラリス）”です。
「ステラポラリス」とは北極星という意味で、フラワーベースにある沢山の大小の丸いレリーフは夜空に輝く星を表現しています。
実際に光の元で飾っていると、みる角度によって様々な表情を見せてくれます。

口が小さめなので、少ないお花でもきれいに飾ることができます。口が広めのフラワーベースだと花が多くないとバランスが取りにくいのですが、ステラ・ポラリスは一輪挿しでも大丈夫です。
お花がなくてもオブジェとして十分な美しさがあるので、光の当たるところに置いておきたくなるプロダクトです。
薄紫の上品なカラーは主張しすぎず、他のインテリア雑貨と飾る際も良いバランスを保ってくれます。

ismirai お気に入りポイント

最初、この模様は雫かと思っていたのですが、星だったことにとても驚きました。こんなふうに星を表現できる素敵な感性って素敵ですよね。
見る角度によって表情を変える美しさは、ずっと眺めていたくなる魅力たっぷりです。
八角系と丸の組み合わせも絶妙でなかなか見ない面白いデザインもお気に入りポイントです。

商品情報

◯生産国 : フィンランド
◯メーカー：Riihiimäki （リーヒマキ） / Riihimäen Lasi （リーヒマエン ラシ）
◯デザイナー：Nanny Still（ナニー・スティル）
◯シリーズ：Stella Polaris（ステラ ポラリス）
◯製造年：1968〜1973年

◯型番 : V009
◯色 : 薄紫
◯サイズ : W13.8 × D5 × H18.7cm

Riihimäen Lasi (リーヒマエン ラシ)について

Riihimaki（リーヒマキ） / Riihimaen Lasi （リーヒマエン ラシ）社は、1910年から1990年までフィンランドのリーヒマキにあった名高いガラス工場です。
家庭用のガラス製品から高品質なガラスやクリスタル製品まで多岐に生産を行っていました。

1937年に「Riihimaen lasi」に社名変更。Riihimäen Lasiの工場では、手吹きのガラス製品とカラフルなアートガラスを1976年まで、クリスタルを1977年まで生産していました。
以降はガラスとプラスチック製のパッケージの生産を経て、1990年に工場は閉鎖しました。

Nanny Still（ナニー・スティル）、 Helena Tynell（ヘレナ・ティネル） Tamara Aladin（タマラ・アラディン）、Gunnel Nyman（グンネル・ナイマン）、Timo Sarpaneva（ティモ・サルパネヴァ）、などの有名なデザイナーが在籍しており、長年続いた製品のデザインを支えていました。

現行品がないため、現在市場にあるものは全てヴィンテージとなっており、その年代特有の豊かなデザインには根強いファンがいます。

Nanny Still（ナニー・スティル）

Nanny Still [ ナニー・スティル ]
1926 - 2009　フィンランド

フィンランドを代表するガラスデザイナー。リーヒマキガラスの主催するデザインコンペで優勝し、そのまま1949-1970までリヒーマキで“Grapponia（グラッポニア）”などの色彩豊かで想像力豊かなガラスアートデザイナーとして活躍。ガラスの可能性を多く引き出し、フィンランドのガラス産業の黄金期を支えてきました。芸術とガラスの使用の間に明確な線を引かずに、日常使いと装飾の両方で機能するデザインを世の中に多く生み出しました。
現代的でアイコン的な魅力を持った人柄は、ブランドマーケティングという点でもとても優れていました。