さえずりが聞こえてきそうなぽってりフォルム

140年の歴史をもつフィンランドを代表する陶器メーカーARABIA（アラビア）の“Storybird（ストーリーバード）”のシリーズのピッチャーです。
名前の通り、注ぎ口がくちばしのような形になっていて、鳥のようなフォルムをしてるのが特徴のシリーズです。
同シリーズの中でも特にまんまるとしたペンギンのような愛らしい姿をしていて、置いてあるだけで癒されてしまいますよね。
これはOlga（オルガ）という女性の名前がつけられています。

ismirai お気に入りポイント

注ぎ口が小さいため、少し洗いづらいという点があると思います。なのでピッチャーではなく、花瓶として使うのが良さそうです。お花を入れていなくてもオブジェとして十分映えているので、ただ飾っておくだけでも楽しめる素敵なアイテムです。

商品情報

◯生産国 : フィンランド
◯メーカー：ARABIA
◯デザイナー：Kati Tuominen-Niittyla（カティ・トゥオミネン=ニーットゥラ）
◯シリーズ：Storybird
◯製造年：1990年代

◯型番 : V006
◯色 : 白
◯サイズ :

ARABIA（アラビア）について

140年の古い歴史を持ち、フィンランドを代表する大手陶器メーカーです。現行品とヴィンテージを含め世界中に多くのファンがいます。

1873年にスウェーデンのロールストランド社が、フィンランドのヘルシンキ郊外にあるアラビア地区に設立した製陶所がARABIAの始まりです。当時ロシアの支配下に置かれていたフィンランドはまだ国として独立をしていませんでした。
その影響もあって1900年の初め頃までは、スウェーデンの会社として主にロシア向けの商品を生産販売を行っていました。

その後、1916年にロールストランド社からの独立の後、国家としてもロシアからの独立を遂げて、代表取締役のグスタフ・ヘルリッツを筆頭に生産や労働環境の改善、芸術面の強化を行いフィンランドの国民的陶器メーカーへと発展を遂げていきます。

優れた作家やデザイナーに自由な創作活動を支援するアート部門や、温かみのある絵柄を食器につけていく装飾部門、実用的な機能主義を取り入れた日用品のデザイン部門など、時代の変化に合わせた先進的なものづくりの仕組みを作ることで、独自の路線を確立して、世界的な陶器ブランドとなりました。

そこにはBirger Kaipiainen（ビルゲル・カイピアイネン）、Kaj Franck（カイ・フランク）、Ulla Procope（ウラ・プロコペ）、Esteri Tomula（エステリ・トムラ）、Raija Uosikkinen（ライヤ・ウオシッキネン）など多くの有名デザイナーが在籍していました。

※画像は1981〜2004に使用されたロゴです。

Kati Tuominen-Niittyla（カティ・トゥオミネン=ニーットゥラ）について

Kati Tuominen-Niittyla [ カティ・トゥオミネン=ニーットゥラ ]
1947年 -　フィンランド

フィンランド生まれの陶芸家です。ヘルシンキ芸術デザイン大学を卒業し、1980年からヘルシンキのアラビアセラミックセンターで活動していました。現在はフリーのデザイナーとして、ARABIAのアートデパートメントのメンバーとして制作活動をしています。
自然と調和する中にも新しさを生み出し、シンプルさと古典的な両方の美しさを追求した陶器のデザインが特徴です。