軽快なデザインに心もウキウキ

フィンランド最古の老舗ガラスメーカーNuutajärvi（ヌータヤルヴィ）の大人気シリーズ“Flora（フローラ）”の8cmボウルです。
フィンランドを代表するガラスデザイナーのOiva Toikka（オイバ・トイッカ）の初期の代表作のひとつ。
フローラとは「植物誌」という意味で、側面に花や木がエンボスで表現されているのがシリーズの特徴になっています。

クリアのみ一部店舗限定で復刻されましたが、基本的にカラータイプはヴィンテージだけとなっており、1978年に生産が終了しています。グレーは市場に出回る数が少ない色だそうです。
また吹きガラスで作られているので、薄く繊細な造りをしているのも魅力です。

8cmサイズは小さいように思えて、実際に使ってみると、非常に使い勝手の良いサイズです。
ヨーグルトやフルーツ、アイスクリームなどちょっとしたデザートに使いたいですね。

ismiraiのお気に入りポイント

花や草木のレリーフが特徴のシリーズです。リアルな花草木ではなく、デフォルメされた形の軽快さが人気の理由のひとつではないかなと思っています。きれいなグレーとレリーフの凹凸によるガラス製品ならではのきらきらした反射を楽しんでほしいです。

商品情報

◯生産国 : フィンランド
◯メーカー：Nuutajärvi （ヌータヤルヴィ）
◯デザイナー：Oiva Toikka（オイバ・トイッカ）
◯シリーズ：Flora（フローラ）
◯製造年：1966〜1973年

◯型番 : V004
◯色 : グレー
◯サイズ : h53mm, φ81mm

Nuutajärvi （ヌータヤルヴィ）について

Nuutajärvi（ヌータヤルヴィ）はフィンランド最古のガラス工場で、1793年にフィンランドのヌータヤルヴィ地方で創立しました。
初期のころは窓ガラスやボトルなどを手吹きで生産していましたが、火事で工場全焼による経営難により、1950年にはARABIA（アラビア）を有するWärtsila（ヴァルツシラ）グループに買収されました。
その買収の中で、熟練されたハンドクラフトの技術と熟考された最高のデザインが生まれ、世の中にムーブメントを巻き起こしていきました。

Kaj Franck（カイ・フランク）、Oiva Toikka（オイヴァ・トイッカ）などの有名なデザイナーが在籍し、ガラス製品についての研究に大きく貢献していきました。
そして、1987年にIittala（イッタラ）と合併しました。2014年にiittalaに生産が移されるまで、iittalaブランドの名の下にガラス生産を続けていました。

Oiva Toikka（オイヴァ・トイッカ）について

Oiva Toikka [ オイヴァ・トイッカ ]
1931 - 2019　フィンランド

フィンランドを代表するガラスデザイナー。“カステヘルミ”や“ピオニー”、“フローラ”等の数々の人気を博したシリーズと世界的にもファンの多いBirdシリーズを生み出してきました。1950年代にアラビアから始まり、1963年ヌータヤルヴィのガラス工房の専属デザイナーとなりました。
ガラスのほかにも、彼の芸術的活動は、舞台演出、ファッションデザイン、プラスティックのインテリアデザインにも及びます。
イッタラのデザイナーとしてもカイ・フランクデザインアワードやプリンス・ユージン・メダルをはじめ、名高いアワードをいくつか受賞しています。